復職前後を振り返って
もうすぐ復職から1ヶ月という日を控えて、直近の1年ほどを振り返ってみる。
デイ・ケア
独りで図書館通いしていてもリハビリにならない。たまたま twitter で見付けた実家近くのデイ・ケア施設に1年ほど通った。
SST やべてる式当事者研究などだけでなく、雑談したり、ただ居るだけも意味があった。また、土曜日にはサラリーマンが集まるので、復職を目指すものには非常に参考になり、かつ、お互いに共感と支えになった。
出勤練習
リハビリ出勤の制度がなく、復職直後からフル・タイム(約8時間)出勤になるが、その前に2週間の出勤練習を行った。1回目の復職時の出勤練習とは異なり、仕事さえしなければ職場に居ても構わなくなったので、徐々に時間を増やしながら慣れていった。
産業医は理解のある人だった。人事や会社のカウンセラーは……
復職してからの1ヶ月弱
とにかく無理せず「坦々と」することを意識した。そうは言え、環境が変わったり、久しぶりに同期・同僚に会ったりすると気分が高まる。かといえば、昼食をいっしょに食べに行く人がいなかったり、職場でのコミュニケーションも少くて、さみしさを感じたりすることもある。
ちょうど新人当時に同じ職場だった人たちでの呑み会や、職場での顔合わせ呑み会もあったり、休職中に段ボールに詰めた大量の荷物を整理したりなどで、3日ほどうつになって休んでしまった。
そのあとはなんとか持ちこたえている。やはりカフェインやアルコールは減らしたほうがよさそうだ。生活リズムの平滑化ももう少し厳しくしないといけなさそうだ。
私の処方歴
眠剤など寝る直前に飲む薬は省略しています
[Dr.A]
2004年04月:トフラニール
2005年01月:アナフラニール
2005年02月:パキシル
[Dr.B]
2005年04月:デパス
2005年06月:リーマス
2005年07月:リーマス+ルジオミール
2005年09月:リーマス+デパケンR
2005年12月:リーマス+テグレトール
[Dr.A]
2005年07月:リーマス+ルジオミール
2005年09月:リーマス+デパケンR
2005年12月:リーマス+アンプリット
2006年03月:リーマス+ヒルナミン
2006年04月:リーマス+ランドセン
[Dr.B]
2006年08月:テグレトール
2006年10月:リーマス+テグレトール
2006年10月:テグレトール
[Dr.D]
2009年07月:リーマス+デパケン+テグレトール+ルボックス
2010年01月:リーマス+デパケン+テグレトール+ルボックス+ドグマチール+デジレル
2010年03月:リーマス+デパケン +ルボックス+アモキサン
2010年06月:リーマス+デパケン +ルボックス
2010年09月:リーマス+デパケン+テグレトール+ルボックス(←眼振を起こす)
[Dr.E]
2010年10月:リーマス+デパケン
2010年11月:デパケン+ラミクタール
2011年05月:デパケン+ラミクタール+サインバルタ
(現在、復職に至る)
最初(Dr.A)は単極性のうつ病として抗うつ薬を処方したが、
Dr.B から双極性障害として気分安定薬の処方が始まる。
Dr.D は多量(ルボックス)かつ多剤の処方であった。
「双極性障害の復職に際して〜双極2型障害を中心に」―臨床精神医学 2011年 03月号 特集「双極性障害の新たな展開」
私が興味深いと思った部分にしぼってとりあげます。
著者らは、双極2型障害(以下BP2)の特性として、軽躁エピソードに加えアクティブな人生をあげ、これらへのねぎらいと肯定が必要であり、新たな“引き出し”を加えることが必要だという。また、「他者の言うことを唯々諾々と従うのが苦手で,むしろ自主的に考える」という特徴があり、それを治療に活かすという。
BP2の集団精神療法を行うと、軽躁的な状態になり、まるで周囲の人々を一瞬にして置き去りにするような対人行動があらわれるという。このとき他の参加者からたしなめられるとしても、彼らは同じ特性・状況・目的を共有する仲間であり、その助言は受け入れられやすく効果的だという。
私も、「場を乱す」という特性は、集団プログラムだけでなく、当事者会においても苦労する点ではないかと思う。自分のことも含めてだが。
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