双極性2型障害の診断は難しい

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しかし、この2型の診断には、どこまでを躁状態と見るかという判断の難しさがつきまといます。実際、私から見ても、たとえば正常な意欲にもとづく活動性の亢進や不適切な医療に対する異議申し立てなどが「軽躁状態」として捉えられてしまい、「双極性障害」2型と診断されてしまっているケースも少なくない印象があります。特に、何らかの突出した資質を持っている人や、人並み以上のエネルギーや自我の強さを備えている人に対して、その熱中ぶりや言動の勢いを「軽躁状態」と捉えられてしまうことが多いように思われます。